50代の考察

【海外駐在歴14年目】サラリーマンやるなら海外駐在がおすすめ ~お金・時間・ビジネススキル~

どうも SymSym@49歳卒サラ準備中 です。

私は、2022年3月末に サイドFIREを計画していますが、
いま現在は 海外営業 一筋 25年のサラリーマンです。

そして、
その25年のうち、
14年間は 海外駐在をしていました。

20代前半 トルコ語研修生(イスタンブール)
20代後半 イラン・テヘラン駐在員
30代 ロシア・モスクワ駐在員
40代前半 トルコ・イスタンブール駐在員
現在 イギリス・ロンドン駐在員

サラリーマン人生の半分以上を
海外駐在員として過ごしている人は
それほど 多くないんじゃないかと思います。

SymSym
SymSym
海外駐在に関しすることは概ね経験し、良い部分/悪い部分の全てを理解しています。

その私が断言します。

海外駐在のチャンスがあるなら
チャレンジすべき

です。

元々は マネーリテラシーゼロの私が、
副業もせずに
40代で サイドFIREの目処が立ったのも
14年間の海外駐在のおかげ、
という部分が大きいです。

この記事では、

”海外駐在の給与/手当て 公開!”

も含めて

【この記事を読むとわかること】

  • 海外駐在をオススメする5つの理由
    -人生を豊かにするメリット2つ
    -獲得できるビジネススキル3つ
  • 海外駐在後のキャリアプラン
  • 海外駐在のデメリット

について紹介します。

ボクの海外駐在に関する知見を

  • お金
  • 時間
  • ビジネススキル

の切り口で 共有していきます。

海外駐在をオススメする5つの理由

自分の経験上、
海外駐在をすべき理由は次のとおり。

海外駐在すべき理由 5選
  • 理由①:お金が貯まる
  • 理由②:自分時間が確保できる
  • 理由③:仕事で使える語学力が身に付く
  • 理由④:高いマネージメント力が身に付く
  • 理由⑤:自由な発想力が身に付く
  • おまけ:英語環境での子育てができる(家族帯同の場合)

理由①/②は、
人生を豊かにしてくれるメリット。

理由③~⑤は、
駐在することで身に付くビジネススキル
になります。

結論、

海外駐在をすると
あなたの人生(お金・時間・家族)が
豊かになり

ビジネスマンとしての個人の力が高まる

ということ。

理由①:お金が貯まる

私の経験上、

海外駐在するとお金が貯まります

理由は 4つあります。

SymSym
SymSym
その理由を これから説明していきます。説明に使っている金額は、全て実際の給与明細上の月額になります。

1.海外給与が高い

  • 海外勤務手当て
  • ハードシップ手当て
海外勤務手当て 約8万円
ハードシップ手当て 約1.5万円(イギリスの場合)

海外勤務手当ては、
海外駐在ならばどこでも一律に支給される手当て。

ハードシップ手当ては
駐在する国によって
あったりなかったり、
金額も異なります。

ちなみに、
イギリスの前に駐在していたトルコの場合、
ハードシップ手当ては8.5万円でした。

2.その他手当てが厚い

  • 住宅費 全額会社負担
  • 医療費 全額会社負担
  • 教育手当て
  • その他 社有車貸与など
住宅費 全額会社負担(イギリス家賃 36万円/月)
医療費 全額会社負担
教育手当て 約6万円
社有車貸与 家族車含め 2台で 1.7万円/月

医療費は、
具体例を挙げると、
先日イギリスで肩の手術を受けましたが、
費用 約70万円は 全額会社負担でした。

また、
教育手当てが支給されていますが、
支給額は
当地の日本人学校に掛かる費用をもとに
算出されています。

ただし、
イギリスの場合、現地校の授業料はタダです。

つまり、
子供が現地校に通っている場合、
実質の教育費(学校)は掛かりませんが、
それでも 6万円の教育手当ては支給されます。

この6万円は、そのまま家計の収入になります。

3.住民税を払わない

地方税 徴収無し ▲約8万円

海外赴任のときに住民票を抜いているので、
駐在2年目以降は 地方税の徴収がありません。

正確には、
駐在地側で 税金が発生していますが、
これも会社負担になっています。

4.飲み会が少ない

  • 同級生/同期がいない
  • クルマ通勤
同級生/同期がいない プライベートの飲み会が少ない
クルマ通勤 会社のあとの飲みの誘いがない

好むと好まざるとに関わらず、
日本にいるときに比べて
飲み会の回数は減ります。
(個人的には 大歓迎)

仕事関係の食事(日本からの出張者対応など)は
多くなりがちですが、
それらは全て 会社に請求できる出費です。

結局、どのくらいお金が貯まるか

上記4つの理由で、
駐在期間中は 圧倒的に お金が貯まります。

会社/年齢/勤務地によって違いはありますが、
少なくとも自分の例(メーカー・40代管理職・英)だと、
日本にいるときと比較して 約 50万円/月 多く貯金できる計算になります。

日本にいるよりも
年間600万円多く貯金可能

これが、

駐在期間は
確変状態 や パーティモード

 

と言われる理由で
一気に資産を増やすことができます。

例えば
副業で 50万/月 は大変ですが、
海外駐在をすれば それと同等の収入増が期待できます。

3年間 海外駐在をすれば、
長期投資に十分なタネ銭が準備できます。

いくら貯金できるかは、会社・年齢・勤務地によって違いますが、20〜30代でも 一声 1000万/3年くらい。

理由②:自分時間を確保できる

SymSym
SymSym
続いて、自分時間を確保しやすい理由 3つを挙げていきます。

1.現地人の働き方に合わせて勤務

基本的に
どこの国でも 現地スタッフは 日本人よりも

  • 残業しない
  • 休日勤務しない
  • 休暇多い(夏休みは2-3週間)

特にヨーロッパでは
周囲の視線を気にすることなく、
権利を行使します(笑)

SymSym
SymSym
現地スタッフをディスっているわけではなく、逆です。彼ら/彼女らの方が圧倒的に幸福な人生を送っていると信じて疑いません!

2.有給休暇が取りやすい

  • 正月/GWなど日本の連休に合わせて有休取得

3.通勤時間が短い

  • 職住接近で 通勤に時間がかからないケースが多い(クルマ通勤)

自分時間の使い道

当然、駐在員の仕事は多忙、
というのが一般的です。

ただし、
そうは言っても

日本と比べて休暇が取りやすい環境

というのも事実。

実際、
私は イギリス駐在2年目から
現地スタッフのワークライフ・バランスを見習い、
自分時間を確保するように努めています。

  • 残業しません
  • 有給休暇取ります

やってみると案外できるもの。

その結果、
確保できた自分時間を

  • 個人の勉強(スキルアップ)
  • 読書
  • 家族で朝食/夕食
  • 長期の家族旅行

などに充て、
生産性の高い生活を送っています。

日本勤務だったら
捻出が難しい貴重な時間でも
駐在中ならば 確保できる

SymSym
SymSym
「成功」ではなく「幸福」にプライオリティを置く生き方が学べる!

理由③:仕事で使える語学力が身に付く

海外で仕事をするということは、
当たり前ですが、
日本とは違う環境で仕事をすることになります。

その中でも もっとも大きな環境の変化は、

英語(外国語)で
コミュニケーションを取る

ということ。

仕事でも、プライベートの手続きでも、

とにかく
英語を使うしかないという環境

です。

したがって、
英語が得意じゃない人でも、

死に物狂いで英語を勉強する

幸いアウトプットのチャンスは無限

というサイクルで、
英語力アップを目指すことが可能です。

しかも、

インプットとアウトプットのサイクルは
超高速

です。

会議に出席してもついていけない

オンライン英語学習サイトで勉強

翌日また会議

自分の存在価値を表現できるように頑張る

これを繰り返せば、
着実に 仕事で使える英語力が 身に付きます。

日々の生活を
「語学スクール」の一部
くらいに考えられたら最強

ですね。

理由④:高いマネージメント力が身に付く

海外に出ると

日本にいるときよりも
高い職位で仕事をする

というのも大きな環境変化の一つです。

私の経験で言うと、

【20代】 日本でスタッフ → 駐在先でManager(課長)
【30代】 日本で係長 → 駐在先でSenior Manager(部長クラス)
【40代】 日本で課長 → 駐在先でCommercial Director(役員クラス)

という感じ。

規模は小さいながら、
1つか2つ 上の視座で 仕事をする

という経験ができます。

  • 部下(現地人スタッフ)の活用/育成
  • 駐在先の経営にかかわる判断
  • 会社を代表して行う発言

など 責任ある難しい仕事を
若いうちから経験し、
力を付けていくことができます。

その結果、任期を終えて帰任すると、

マネージメント力が
身に付いたことを実感する

ことになります。

SymSym
SymSym
自分の視座や考え方が、周囲の同年代の同僚よりも
一段高いレベルにあることに気付きくはずです。

理由⑤:自由な発想力

海外駐在に出ることで、

これまで
自分が所属していた
「日本」や「本社」
から距離をとる

ことになります。

これが3つ目の環境の変化です。

日本で当たり前であったことが
海外でも当たり前というわけではありません

例をあがたらキリがありませんが、

  • 残業はしないもの
  • 待ち合わせの時間に来ない
  • 3週間の夏休み

仕事以外でも、

  • 帰宅したらお湯が出ない
  • 飛行機ダブルブッキングで搭乗できない
  • メイドさんを雇うのがマナー

どれも日本で仕事/生活をしていたら
なかなかできない経験ですよね。

こうした価値観の違いや想定外のトラブルを
なんとかして乗り越えないといけません。

そうすると、どうなるか?

確実に視野が広がります

そして、

この「広い視野」が
間違った判断の確率を減らす

ことになります。

なぜなら、

判断を間違えるとき
その理由は 1つの考えに固執してしまった

ということが多いから。

難しい問題を解決するためには、

  • 自分の価値感や考えを押し付けない
  • 周囲の意見やアドバイスに耳を傾ける
  • 1つの考えに固執せず、柔軟に考える

つまり、
視野を広げて、
自由に発想する力が必要
です。

この自由に発想する力が
日本や本社から
離れることによって養われます

本社からの指示が
常に正しいわけではありません。

これは駐在に出ると誰もが痛感することです。

SymSym
SymSym
むしろ、日本の常識がグローバルの常識からズレている、ということに気付くはずです。

おまけ:子育て環境

これは家族帯同の場合 限定ですが、

子どもを英語環境で育てる

個人的には、
これも 海外駐在の大きなメリットの1つだ
と実感しています。

うちのムスメの場合、
トルコ・イスタンブールで
インターナショナルスクールに通い始めました。

最初こそ、
本人も家族も大変でしたが、
幼い分 大人よりも早く環境に慣れていきました。

現在、
ムスメが不自由なく英語と日本語 両方で
コミュニケーションを取っている姿をみると、
自然な形で英語教育ができて良かったなと思います。

SymSym
SymSym
ネイティブレベルの英語力は 我が娘ながら 頼もしく映ります!

海外駐在後のキャリアプラン

海外駐在経験者は、
その後のキャリアアップも期待できますよね。

私自身、
1社目の海外駐在経験を活用して
現在の会社への転職(同じく海外営業)を実現しています。

仕事で使える語学力など
高いビジネススキルを有した人材は
日本では まだ 限定的

です。

そうした人材が
多くの企業にとって
魅力的に写るのは容易に想像できます。

昔、上司から、

海外駐在は出世へのチケットだ

と言われたことがあります。

それは、

高いビジネススキルで
会社利益に貢献するという「実力」が評価

その結果、出世の各段を駆け上がる

という意味だと理解しています。

若くして 「個人の力」を身に付けた人材は、
社内で出世していく以外の選択肢でも
可能性が広がります。

海外駐在経験 x 副業

海外駐在経験 x 独立・起業

あたりも
非常にパワフルな掛け合わせだと思います。

海外駐在のデメリット

当然、海外駐在のデメリットもあります。

一番多く聞くのは

  1. 駐在地がガチャ
  2. 海外駐在そのものとの相性

特に、② は、本人だけでなく、
一緒に帯同するご家族も。

海外駐在は
ご家族の理解と支えがないと成立しません

SymSym
SymSym
幸い、私は この辺のデメリット(リスク)は回避できました。家族に感謝です!

その他、
私が実際に感じたデメリットは次の2つ。

  • 社外の友人との距離感
  • 両親など日本に残している家族の心配

海外にいると
物理的に 日本の友人や親族に会える機会が
減ります

同窓会や友人の結婚式を
泣く泣く欠席したことが
何回かあります。

また、日本に残している
親の健康状態も気になります。

なかでも、一番つらいのは、
じいじ・ばあばに
孫の顔を見せる回数が減ってしまうこと。

それでも、
最近はSNSで連絡も取れますし、
リモートで会うことも普通。

以前よりも
デメリットの度合いは
薄まっているように感じます。

まとめ

というわけで、

海外駐在をオススメする5つの理由

を紹介しました。

海外駐在すべき理由 5選
  • 理由①:お金が貯まる
  • 理由②:自分時間が確保できる
  • 理由③:仕事で使える語学力が身に付く
  • 理由④:高いマネージメント力が身に付く
  • 理由⑤:自由な発想力が身に付く
  • おまけ:英語環境での子育てができる(家族帯同の場合)

「個人の力」が意味を持つ時代に、
若くして このようなメリットを享受し、
きちんと活かすことができれば、

あなたの未来は約束される

はずです。

今すぐ 行動

もし社内で海外駐在の可能性があるなら
今すぐに手を挙げてアピールして下さい

現在の会社で可能性がないのなら
転職してでも
海外駐在にチャレンジする

海外駐在には それくらいの価値があると実感しています。

この記事で、ボクが一番お伝えしたかったのは、この部分。

時代は刻々と進んでいます、まず 行動 してみましょう。

最近、
YouTubeやツイッター界隈で言われていた

「サラリーマンはオワコン」説

海外駐在員に関しては その限りではありません。

サラリーマンをやるのであれば、
海外駐在は 今後 引き続き 有効な手段です。

そういうボク自身は、
サラリーマンを25年、海外駐在を14年やり、
さすがにちょっと飽きました(笑)。

海外駐在の経験も活かしつつ、
次のチャレンジ(サイドFIRE)に向けて
準備中です。

そんなおじさんの挑戦を応援して頂ける方、
ツイッターもフォローして頂けるとうれしいです。

しむしむ@サイドFIRE準備中

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

~おしまい